Revd Advisory株式会社の代表ブログ

ベンチャー企業/起業/財務コンサルティング

<納税のすすめ>社保の未納が会社の寿命を縮める

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こんにちは。

 

Revd Advisory(レヴアドバイザリー)株式会社 代表の湯田平です。

 

これまで連続で「経営者が嫌いなこと」をテーマにお話ししてきました。

 

第一段では納税について。

revd-yudahira.hatenablog.com

 

第二段では借入について。

revd-yudahira.hatenablog.com

 

そして第三段として、社会保険についてお話ししていきます。

 

毛嫌いして読み飛ばさないでいただけると幸いです。。。

 

 

 

 

前回もお話ししましたが、会社を守るためにも強くするためにも必要なのが借入です。

 

ですが金融機関だって万人に向けて貸出を行っているわけではありません。

 

ちゃんと返済してくれるかをしっかり調査し、「この会社なら貸出しても大丈夫だ」と判を押した会社にだけ貸出します。

 

そのひとつの指標となるのが、社会保険などの公的な支払い状況です。

 

 

 

 

社会保険加入は義務

 

会社を設立すると、社会保険の加入が義務となります。

 

また会社ではなく個人事業主の場合でも、加入が義務となる場合もあります。

 

加入せずにいると

 

・6か月以下の懲役

 

または

 

・50万円以下の罰金

 

どちらかが課せられてしまいます。

 

 

 

金融機関からの心証も最悪に

 

社会保険料は、従業員から預かっているお金です。

 

しかし零細企業ではまれに、「社会保険料を運転資金として使ってしまった」というケースがあります。

 

この場合、決算書上では支払うべきお金が支払われていないので、未払費用として計上されてしまいます。

 

こういった社会保険料をはじめとした公的な支払いが滞っていると、融資を希望する場合に審査に通らなくなる可能性があります。

 

本来払うべきお金を支払っていないということは、財務状態になにか問題があるのではと疑われてしまうわけです。

 

例え社会保険加入が義務なことを知らなくて未納となっている場合でも、融資審査に通らなくなりますので、融資を受ける際には事前に社会保険料を納めておきましょう。

 

 

 


繰り返しになりますが、

社会保険料は会社のお金ではなく従業員から預かっているお金です。

 

今回のコロナ禍のような状況で資金繰りが厳しくなり、手をつけてしまいたくなるのもわかりますが、しかしそうなってしまうと融資の窓口を狭めることとなります。

 

大切なことは、計画性をもってどんな時世でも潰れない体力のある会社にしておくこと

 

取り返しのつかなくなる財務状態となる前に、ぜひ一度ご相談ください。

 

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