Revd Advisory株式会社の代表ブログ

ベンチャー企業/起業/財務コンサルティング

金融機関との付き合い方(2)

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こんにちは。

 

Revd Advisory(レヴアドバイザリー)株式会社 代表の湯田平です。

 

前回の記事で公庫・保証協会枠以外の金融機関の選択肢について触れました。

 

revd-yudahira.hatenablog.com

 

今回はさらに突っ込んで、公庫含む各金融機関の特徴について見ていきましょう。

 

 

 

 

都市銀行

主な都市銀行

三菱UJI、みずほ、三井住友 など

 

特徴

融資ロットは大きい傾向だが、財務基盤が脆弱な時にはプロパー融資の望みは薄い

 

財務戦略での位置付け

メガバンクのプロパー融資はプラチナチケット。

事業拡大次第狙いたいところ。

 

 


地方銀行

主な地方銀行

横浜銀行群馬銀行千葉銀行 など

 

特徴

全国に100行以上存在している。

地方銀行は地域産業低迷のため、新規開拓に積極的な傾向がある。

 

財務戦略での位置付け

再編加速だが、数が多く財務戦略のベースとなる。

現在第一地銀64行、第二地銀38行がいる。

 

 

 

商工中金

特徴

政府と民間団体が共同で出資した金融機関。

融資の際、中小企業団体の登録が必要になる。

 

財務戦略での位置付け

公庫と地銀の中間的な立ち位置で、今回のコロナ禍では特に重要な存在

 

 


信用金庫・信用組合

主な信用金庫・信用組合

京都中央信用金庫城南信用金庫近畿産業信用組合大阪協栄信用組合 など

 

特徴

地域社会貢献のために設立。

設立目的から、中傷零細企業でもアプローチしやすい。

 

財務戦略での位置付け

取引開始時は協会が基本だが、プロパー融資につながりやすい。

信用金庫257庫、信用組合145組合がいる。

 

 

 

日本政策金融公庫

特徴

100%政府が出資している、政府系金融機関

協会枠は使わず、プロパー融資のみで対応している。

 

財務戦略での位置付け

創業融資、有事の際の駆け込み寺としての役割。

貸し剝がしのリスクは無い。

 

 

 

 

前回の記事でも触れましたが、金融機関と付き合う上で最悪なケースは特定のメインバンクのみと取引している場合。

 

自社の規模に合わせた適切な金融機関と取引することで、付き合える金融機関や枠を徐々に拡張していくことが重要です。

 

財務のお悩み事がございましたら、当社までお問い合わせください。

 

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