Revd Advisory株式会社の代表ブログ

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減価償却の計算

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こんにちは。

 

Revd Advisory(レヴアドバイザリー)株式会社 代表の湯田平です。

 

10月なのに暑い。そう思っていた時期が私にもありました。

 

いまや「10月なのに寒い」の日々に。

 

例年通りの10月は一体どこに。。

 

さて今日は久しぶりの減価償却について

 

減価償却の計算方法について学びましょう。

 

 

 


減価償却の計算方法は二種類

減価償却は大きく分けて2つの計算方法に分類されます。

 

定額法

毎年同額を減価償却費として計上していく方法です。

個人事業主で車両を購入した際には、基本的にこちらの定額法を用いて計算します。

 

計算式

減価償却費 = 取得価額 × 定額法の償却率(※)

※償却率は「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」の別表7〜8に定められている率を使用します。

計算例

耐用年数4年の中古車を100万円で購入した場合、

100万円 × 0.25 = 25万円

となり、1年あたり25万円が減価償却費として計上できます。

 

 


定率法

毎年一定の割合で、段階的に減価償却していく方法が定率法です。

初年度に最も金額が大きくなり、その後は年々減少していきます。

 

計算式

減価償却費 = 未償却残高 × 定率法の償却率(※)

※こちらも定額法同様に、定められた率を使用し計算します

また算出した減価償却費が「償却保証額(※)」を下回った場合には、その年度から終了年度まで「改定償却率」を使って計算します。

※償却保障額は取得原価に保証率をかけ算出します

 

計算例

耐用年数4年の中古車を100万円で購入した場合、以下のような条件となります。

  • 法定耐用年数:4年
  • 償却率:0.50
  • 改定償却率:1.00
  • 保証率:0.12499


<償却保証額>
100万円 × 0.12499 = 124,990円

 

<一年目>
100万円 × 0.50 = 50万円

 

<二年目>
50万円 × 0.50 = 25万円

 

<三年目>
25万円 × 0.50 = 12.5万円

 

<四年目>
12.5万円 × 1.00 = 12.5万円

 

 

さらに細かい条件で減価償却を計算したい場合は、次のようなサイトもございます。

 

keisan.casio.jp

 

難しいことがわからなくても簡単に計算できますので、ぜひご活用ください。

 

減価償却でわからないことがでてきましたら、税理士先生にお尋ねください。

 

それでは今日はここまで。

 

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