実質無借金経営とは?(2)
こんにちは。
Revd Advisory(レヴアドバイザリー)株式会社 代表の湯田平です。
前回「実質無借金経営とは?」について触れましたが、今回はその続きを解説していきましょう。
まだ前回の記事をご覧になっていない方は以下よりご覧ください。
前回の記事で「実質無借金経営ができ、現預金1億円を用意できれば、赤字1億円に耐えることができる」とお話ししました。
しかし
「話は相分かった。けどだったら本業で利益を出して現預金を持てばいいじゃないか」
と考える方もいらっしゃると思います。
そしてそれはその通りです。
ですが、スピード感が違います。
実際に現預金1億円を作るとした場合、
A)本業で2億円の利益を出し、納税1億円、預金1億円を確保
B)1億円の借入、預金1億円を確保
AとB、どちらのハードルが低いでしょうか。
答えは簡単、Bです。
本業で2億円もの利益を出すにはいったいどの程度かかるのか見当もつきませんね。。
では次の問題。ジャジャン。
次の①と②、どちらが倒産リスクがあるでしょうか。
①現預金100万円、借入金0円
②現預金1億100万円、借入金1億円
真面目な経営者の方は、借金を忌み嫌うばかりに②を選択しがちなのですが、
答えは①です。
話の流れから推察できたという方もいらっしゃるでしょうか・・・笑
なぜ借金が1億円もある会社の方が倒産リスクが少ないのか。
その答えは簡単で、現預金を1億100万円も持っているからです。
会社が倒産するのは、赤字を出した時ではありません。
会社の現預金が枯渇した時です。
当然借り入れは返済していかなければいけませんが、返済期間は猶予期間。
調達したお金が会社を守ってくれています。
しかし無借金経営でも、現預金がほとんど無い状態ではどうでしょうか。
今回のコロナ禍のような状態になり、融資先も見つからなければ、そこで終わりです。
「うちはまだなんとかやれているから借金なんて関係ないや」ではないのです。
本当に困った時に融資してくれる金融機関を見つけるのは大変です。
「実質無借金経営」は、会社を創立したときから意識しておきましょう。
では「実質無借金経営」を行いたいけど、どこからどのくらい調達すればいいかわからないという方。
財務戦略のプロであるRevd Advisoryにお任せください。
それでは今日はこのへんで。
財務に関すること以外でも取り上げて欲しいテーマがあれば当社までお問い合わせください。