実質無借金経営とは?(1)
こんにちは。
Revd Advisory(レヴアドバイザリー)株式会社 代表の湯田平です。
前回当社の財務コンサルティングサービスについて触れさせていただきました。
当社が財務コンサルティングを提供させていただく上で、「実質無借金経営」を推奨させていただいております。
今回はこの実質無借金経営とは何か、どんなメリットがあるのかについて解説します!
「借金」「負債」というと、皆様どんなイメージをお持ちでしょうか?
やはりあまりいい印象を持たれている方が多いと思います。
ですが、一流の経営者の中にはガンガンお金を借りている方も。
例えばソフトバンクグループCEOである孫正義さんもその一人ですね。
ソフトバンクグループは2020年2月にも5,000億円という、過去最大規模の借り入れを行いました。
なぜ一流の経営者でもこんなにも借金をするのでしょうか。
ひとつは、調達したお金を投資し、回収するというプランをしっかりと持っており、ただ闇雲にお金を集めているわけではないためです。
そしてもうひとつは、調達したお金を返済できるだけのキャッシュがあるためです。
この負債以上のキャッシュを持っている状態を「実質無借金経営」と言います。
つまり負債はあるけどすぐにでも完済できる、”借金”をすぐにでも”無借金”にできるという状態です。
なぜ当社ではこの実質無借金経営を推奨しているのか。
実質無借金経営のメリットとは何か。
それは倒産しにくい会社を維持するためです。
この実質無借金経営ができ、現預金1億円を用意できれば、赤字1億円に耐えることができます。
経営者は様々なリスクマネジメントを考えなければいけません。
今回のコロナ禍をはじめ地震や台風といった震災、競合の出現、損害賠償問題、最近であればSNSの炎上など。
コロナの前にはリーマンショックもありました。
このように倒産リスクを考え始めるとキリがありません。
そういったときでも、実質無借金経営ができていれば会社が倒産することはありません。
しかし「現預金が必要なら本業で利益を出していけばいいじゃないか」とお考えになる方もいらっしゃるでしょう。
それでも当社は借り入れによる実質無借金経営を推奨しております。
次回はその理由について具体的な数字を持ち入りながら解説していきます。
それでは次回更新をお楽しみに!
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