Revd Advisory株式会社の代表ブログ

ベンチャー企業/起業/財務コンサルティング

中小・スタートアップ企業を脅かすリスク②

f:id:revd:20201216191442j:plain

 

こんにちは。

 

Revd Advisory(レヴアドバイザリー)株式会社 代表の湯田平です。

 

前回の記事で企業がお金を失うケースとして、売上減少賠償金についてご紹介しました。

 

今回も同様のテーマで、お金を失うケースを見ていきましょう。

 

 

 

 

事業計画の甘さ

 

これからスタートアップする人に特に注意して欲しいのが、事業計画は独りよがりにならず、周りの方からもたくさん意見を聞くことです。

 

いきなり最初から完璧な計画は求められませんし、経営していくうえでどうしても軌道修正が必要になることは十分に考えられます。

 

しかし自身のひらめきと過度な期待に任せて事業計画をつくってしまうと、結局それは机上の空論、絵に描いた餅です。

 

そのような状態で事業を強引に推し進めると、思ったように売上が上がらなかったり必要な人材や設備が後から追加されたりと、余計にお金ばかり失ってしまうということに。

 

事業計画を作る際には周りの方に意見を伺い、統計調査などのマーケティングを駆使して、売上予測から必要な設備、必要な資金がどのくらいになるかしっかりと調査しましょう。

 

 

 

節税への傾倒

 

税金として支払うお金を減らしているのに、お金を失うとはどういうことでしょうか?

 

節税対策とは、会社の利益を減らして、払うべき税金を抑えること。

 

会社の利益を減らすということは、利益の中から損金としてお金を使ってしまうことです。

 

つまり端的にいうとお金を過剰に使っているだけなのです。

 

「当初の事業計画よりもたくさん利益が出た!けどそれを税金で持っていかれたくない!」と考えて節税に走り、いざというときに蓄えもなく銀行からも借りれなく倒産を迎える、といいうケースもあります。

 

詳しくは以前ご紹介しているので、ご覧になってください。

 

revd-yudahira.hatenablog.com

 

 

 

資金計画の失敗

 

会社を運営して行くということは、常に収入と支出が連続して続いて行くということです。

 

今月どのくらい収入があり、どのくらい支出があり、どのくらい会社にお金が残るか把握できていますか?

 

経営者たるもの、会社の財務状況を把握していないとなりません。

 

会社の財務状況が把握でき、しっかりと資金計画が練られていれば、どのタイミングでどのくらい投資できるのかどのタイミングでいくらお金が出て行くのかが分かります。

 

また、必要な資金を集める能力も財務能力のひとつです。

 

金融機関からより大きな融資を受けるためには、P/LやB/SをどのようにしておけばOKか。そもそもどの金融機関に相談すればいいか、など。

 

この能力が不足していると、必要な資金を集められずに支払いが滞ったり、悪いタイミングで投資を行いお金が枯渇し倒産したりという可能性も。

 

 

 

 


起業したばかりや、これから起業をするかたは、経営のことも財務のこともまったく未知数という場合があると思います。

 

難しいことは経営しながら考えれば良いや〜と甘く考えてはいませんか?

 

起業する際の事業計画・資金計画が杜撰だと、紹介したようなケースで資金がショートし、結果会社をたたむことになるかもしれません。

 

財務のことがわからず、周りに相談できる方もいないという場合は、当社にご相談ください。

 

revdadvisory.com