融資面談時の注意点
こんにちは。
Revd Advisory(レヴアドバイザリー)株式会社 代表の湯田平です。
前回の記事でデットファイナンスの資金調達方法をご紹介しました。
どの融資制度を利用する場合でも、面談は避けて通れません。
今回は金融機関との面談時の注意点をご紹介します。
面談の準備
基本的に必要な書類は以下の通りです。
<創業時の融資の場合>
- 借入申込書
- 創業計画書
- 見積書(資金使途が設備資金の場合)
- 履歴事項全部証明書の原本
- 不動産の登記簿謄本または登記事項証明書(不動産担保を希望する場合)
- 収支計画書(資金繰り計画書)*任意
など
詳しくはこちらをご参照ください。
https://www.jfc.go.jp/n/finance/flow/tetsudukij_c.html
<二期以上の融資の場合>
- 最近二期分の確定申告・決算書
- 最近の試算表
- 見積書(資金使途が設備資金の場合)
- 企業概要書 *初めての利用の場合
- 履歴事項全部証明書の原本
など。
詳しくはこちらをご参照ください。
https://www.jfc.go.jp/n/finance/flow/goriyou.html
事前にどの資料が必要になるかは面談する金融機関に問い合わせておきましょう。
面談の概要
可能な限りスーツで臨むようにしてください。ラフな格好はNGなので身だしなみには注意してください。
時間は基本的に一時間程度、融資担当者と一対一の面談となります。
面談の心構え
基本的に金融機関の担当者は、積極的に融資をしたがっております。融資を積極的に行うと自身の成績アップにつながるためです。
しかし返って来る見込みのないお金を出すわけにはいかず、担当者の上司が目を光らせています。
そのためにも資金の使徒、そして返済の財源(=事業計画)をしっかり伝えましょう。
金融機関の担当者は基本は2つの軸からその会社と社長を評価します。
定量面
→決算書や試算表など数字から評価。
定性面
→社長の人となりや、事業に対する思い、自社の数字の理解などの決算書や試算表から見えてこないもの。
全体の評価を100とすると、定量面70:定性面30という割合で評価されていると言われています。
会社の決算書、試算表などの数字は変えれないですし、評価が多少低くても、社長と金融機関担当者との面談でも十分挽回が出来ます。
ですから、しっかりと事前準備や身だしなみなどには気をつけましょう。
控えたほうがいい言動
ざっくばらんとした言動は時に必要なのかもしれませんが、融資面談で出すのは避けましょう。
- 用意した資料と食い違いが起こる内容
- 会社やご自身のマイナスポイント
などをあけすけと話してしまわないように気をつけてください。
また無駄口はなるべく避け、質問に的確に回答できるようにしましょう。
担当者とのコミュニケーションとして必要ならまだしも、聞かれてもいない全く関係ない話をご自身からしてしまわないように。
たくさん借りたいからといって「借りられるだけ借りたいです」といったことは絶対に言わないように。無計画な無礼者と思われてしまいますので、心の中にしまっておいてください。
そして当たり前ですが、嘘は言わないように。
資金は潤沢に調達したいですが、そのためには計画性が重要です。
当社では事業計画の相談はもちろん、これまでの資金調達の実績から想定される質問やそのベストな回答をいっしょにお考えします。
融資面談で失敗したくないと思ったら、Revd Advisoryにご相談ください。