融資審査で、評価をあげる為の強いB/S(貸借対照表)の作り方とは!?
こんにちは。
Revd Advisory(レヴアドバイザリー)株式会社 代表の湯田平です。
今回は強いB/S(貸借対照表)の作り方についてお話ししていきます。
そもそもB/Sってなんだっけ?という方は、こちらの記事をご覧ください。
また厳しいことを言いますが、
会社を存続・成長させようと考えていない、ご自身が食べれれば良い、そこそこで良いという経営者・オーナーの方にとっては関係ない内容ですからご覧頂く必要はないと思います。
逆に、会社を成長させよう、企業価値を上げよう!とお考えの方は絶対に必要になる内容だと思います!
企業を成長させるには投資が重要ということは経営者の皆様は重々理解しているかと思います。
そしてその投資を行うためには資金が必要。
お金が有り余って仕方なくて投資なんて自社でまかなえるという羨ましい方はいいかもしれませんが、普通は資金調達を行い、投資に必要な資金を集めます。
資金調達の手段としては大きく分けて以下のような方法があります。
- 政府系金融機関からの融資
- 金融機関からの融資
- ベンチャーキャピタル(VC)、エンジェル投資家からの出資
他にも消費者金融などのノンバンクという選択肢もありますが、窮していなければ上記3つがメインになるかと思います。
中でも金融機関から融資を得ようとした場合、B/Sが重要になってきます。
もちろんP/Lも重要ですので、ないがしろにしてもいいというわけではありません。
それでも今回B/Sをテーマとしたのは、
融資の審査においてP/LよりもB/Sが重要視される傾向にあるためです。
B/Sはその会社の資産状況を表すもの。つまり、融資に対しての返済能力を表すものです。
融資先の破綻は金融機関から見ればご法度。絶対に回避しなければならないものです。
そのためにも決算書や事業計画書、面談を通して融資に足る会社かということをじっくり調査していきます。
では、金融機関から見て「この会社は大丈夫!」と思わせるB/Sはどのようなものか。
簡単にいうと、
自己資本が厚い会社は基本的に安泰です。
自己資本とは、資本金と過去の利益の積上げ(繰越利益剰余金)を言います。
この自己資本の厚みが大事で、B/Sの自己資本が薄いと融資審査で不利になります。
そして自己資本の厚みは、「自己資本比率」で判断することができます。
自己資本比率は以下の計算式で表せます。
中小企業であれば、自己資本比率は20%以上を目標としてください。30%以上あれば安心と言えるでしょう。
事業拡大を目指すなら、しっかり利益を出して納税して、自己資本をどんどん増やしましょう!
自己資本についてお困りでしたら、まずは当社にご相談ください。
当社の財務コンサルティングサービスでは、経営者とコミュニケーションをとりながら貴社のステップアップに合わせたB/Sをいっしょにつくりあげていきます。
節税を意識しすぎると、結果自己資本が薄くなってしまい会社の体力を削ってしまいます。
その点は次回詳しく解説していきますが、まずは自社のB/Sを確認するところから始めましょう!
今回のテーマ以外でも、財務に関するお悩みがございましたらぜひ当社までお問い合わせください。