Revd Advisory株式会社の代表ブログ

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デットにおけるさまざまな資金調達方法

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 こんにちは。

 

Revd Advisory(レヴアドバイザリー)株式会社 代表の湯田平です。

 

以前さまざまな資金調達方法をご紹介させていただきました。

詳しくはこちらから。

revd-yudahira.hatenablog.com

 

当社は基本的にデットファイナンスを軸とした資金調達を支援しておりますので、今回はデットファイナンスでの資金調達方法について深掘りします。

 

デットファイナンスでの資金調達を考えたとき、選択肢としてどの程度あるかご存知でしょうか。

 

今回は次の3つを取り上げて解説してまいります。

  • ⽇本政策⾦融公庫
  • 制度融資
  • プロパー融資

それぞれ詳しくみていきましょう。

 

 


⽇本政策⾦融公庫

主に民間の金融機関の取り組みを補完するための組織で、2008年に国民生活金融公庫中小企業金融公庫などが統合し株式会社化されました。


融資を受けるのが難しい零細企業やスタートアップ企業のために、さまざまな融資制度を実施しています。

 

メリット

融資のハードルが低く、他の金融機関の審査に落ちた企業でも融資を受けられる可能性あります。

さらに他の融資の中でも金利が安く、返済期間も長い
さらにさらに減額申請を認められる場合があるためリスケの相談も可能と、メリットがたくさんあります。

 

デメリット

ほとんどデメリットらしいデメリットはありません。
強いてひねり出すとすると、カードローンやキャッシングに比べて資金調達までの期間が長い点でしょうか。
それでもこれから紹介する制度融資やプロパー融資に比べて長いわけではありません。

 

 


制度融資

都道府県や市区町村などの自治体、各地域の信用保証協会、銀行などの金融機関の三者が協力して行っている、スタートアップ企業や中小企業のための融資制度です。

 

メリット

自治体の補助も出る場合があり、金利が低くなる傾向があります。
また制度によっては連帯保証人が必要ない場合もあります。

 

デメリット

審査が三者に渡るためどうしても時間がかかってしまいます。
また、保証協会の一般枠無担保は8,000万円と上限があるなど、必要資金が集まらない可能性があります。
それ以上に融資を獲得したい場合にはプロパー融資獲得を目指さなければなりません。

 

 

 

プロパー融資

一般の銀行から資金を借り入れする融資制度です。
誰もが知るメガバンクから地方銀行、さらにネットバンクまで多くの銀行があり、その銀行によってさまざまな融資プランが組まれているのが特徴。

 

メリット

比較的査定が早く、限度額も融通が利く場合が多いです。
融資金額に上限がなくなる為、制度融資の保証協会枠よりも融資を多く獲得出来る可能性があります。

 

デメリット

日本政策金融公庫や制度融資と比べると、審査が厳しく金利も高めになってしまいます。

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

これを読むと⽇本政策⾦融公庫一択になってしまいがちですが、複数の制度をうまく組み合わせて調達することがコツです。

 

ただし複数の金融機関と関係を持つ場合はいろいろと注意が必要なので、その際は一度当社にご相談ください。

 

それではまた。

 

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