コロナ禍で注目されるファクタリングとは
こんにちは。
Revd Advisory(レヴアドバイザリー)株式会社 代表の湯田平です。
少し前に、ファクタリングを装いヤミ金業を営んでいた一般社団法人の代表が逮捕されるという事件がありました。
日本ファクタリング業協会のホームページを見ると同様の手口への注意喚起をしており、よくある手口なのかもしれません。
皆さまも十二分にご注意ください。
今回はこのファクタリングについてお話ししていきます。
コロナ禍でネットファクタリングの利用者も増えてきているらしいので、ぜひご覧ください。
ファクタリングとは?
端的にいうと、企業から未回収の売掛債権を買い取り、現金化するサービスのことです。
資金繰りが厳しい会社にとって、売掛金が正しく入金されるかは死活問題です。
自転車操業となってしまっている場合、取引先からの着金がわずかでも遅れると倒産のリスクに。
そういったときにファクタリングサービスが役に立ちます。
ファクタリング会社と契約を結び、売掛債権を譲渡し代金を受け取ることにより、リスクを減らすことができます。
その後取引先企業から支払われた売掛金をファクタリング会社へ支払う、という流れです。
図説すると次の通り。(二社間ファクタリングの場合)
ファクタリングのメリット・デメリット
メリット
一番のメリットは、売掛債権をすぐに現金化できるという点です。
どうしてもすぐにお金が必要な場合にでも、最短で当日というスピードでお金を得ることができます。
また担保や保証人が不要で、利用において金融機関の審査よりハードルが低いのもポイント。
デメリット
ファクタリングを利用する上で一番の懸念は、やはり手数料でしょう。
手数料の相場は10〜20%程度となっており、信用力や、今回説明を省いておりますが二社間ファクタリングか三社間ファクタリングかなどの条件によって手数料が決まってきます。
取引先企業の信用力がなければ、そもそもファクタリングができない可能性すらあります。
他にも三者間ファクタリングの場合は、取引先企業にファクタリングを利用したことが知られてしまうので、会社の乏しい財務状況が露呈されてしまうという面も。
ファクタリングは資金ショートや黒字倒産のリスクを軽減してくれるサービスです。
銀行でもファクタリングを提供しているところもあり、いざというときには検討してもいいでしょう。
ただ、やはり一番はファクタリングに頼らない財務状況をつくりあげること。
いざ、という状況をそもそも作らないための準備が大切です。